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あいちゃんこの映画って観る価値あるのかしら?

シリーズ最終章にふさわしい大迫力のアクションが満載の映画だよ!
上映時間169分と知って、「アクションだけで3時間近くもつのか」と再生をためらっている人に向けた記事です。
読み終えるころには、本作が自分に合う一本かどうかを観る前に判断できます。
結論から言うと、アクションの密度で長さを忘れさせる作品で、シリーズを追ってきた人ほど満足度が高い一本です。
チャド・スタエルスキ監督が手がけるシリーズの完結編、『ジョンウィック コンセクエンス』(原題:John Wick: Chapter 4)を観た感想とレビューをお届けします。
アメリカでは2023年3月24日、日本では同年9月22日に公開され、上映時間はシリーズ最長の169分です。
前半はネタバレなしで見どころを紹介し、後半は「ここからネタバレを含みます」と明示したうえで、アクション演出とシリーズ内の位置づけを掘り下げます。
今回の記事の内容
- シリーズ最終章、169分の長尺とロードムービー的構成
- 凱旋門のカーアクションとドニー・イェン、真田広之の共演
- アクション演出とシリーズ内の位置づけの考察、当ブログの評価
映画の情報

| 映画名(日本語) | ジョンウィック コンセクエンス |
| 映画名(英語) | John Wick: Chapter 4 |
| 上映時間 | 169分 |
| ジャンル | アクション / サスペンス |
| 上映日 | 2023年3月24日(米国)/ 2023年9月22日(日本) |
| 製作国 | アメリカ |
| 評価 | 5点中4点 |
あらすじ
壮絶な戦いを繰り広げてきたジョン・ウィックが、自身の自由と平穏を求め、最後の闘いに挑む。宿敵との死闘とともに明かされる過去と、壮絶な運命が交錯する物語。
ジョンは自分を追い詰める主席連合(ハイテーブル)に対し、組織に伝わる古の掟「決闘」での決着を申し出ます。
相手はフランス貴族のグラモン侯爵、その代理人として立ちはだかるのが盲目の暗殺者ケインです。
誰がどんな理由で刃を交えるのか、その先はぜひ本編で確かめてください。
キャスト情報

監督:
監督はシリーズ全作でメガホンを取ってきたチャド・スタエルスキです。
本人がスタントマン出身ということもあり、本作でもワイヤーやCGに頼りすぎず、生身の身体で殺陣を成立させる演出が一貫しています。
出演者
- キアヌ・リーブス(ジョン・ウィック役)
- ドニー・イェン(ケイン役:盲目の暗殺者)
- 真田広之(シマヅ・コウジ役:大阪コンチネンタル支配人)
- ビル・スカルスガルド(グラモン侯爵役)
- イアン・マクシェーン(ウィンストン役)
今回の目玉は、ドニー・イェンと真田広之という二人のアジア系アクションレジェンドの参戦です。
香港アクションの重鎮と、時代劇からハリウッド大作まで渡り歩いてきた俳優がキアヌ・リーブスと並ぶだけで、シリーズのスケールが一段上がった印象を受けました。
ネタバレなし感想

全体の雰囲気・テイスト
169分という長尺でも、実際に観るとテンポの悪さはほとんど感じません。
大阪、ベルリン、パリと舞台が変わるたびに新しい敵と殺陣が用意されるロードムービー的な構成で、飽きる暇がないというのが率直な感想です。
ネオンと逆光を多用した画面は前作までのトーンを踏襲しつつ、パリの石畳や広場といった実景が加わりました。
そのぶん、シリーズの中でも一番「絵として見応えがある」一本になっていると感じます。
シリーズの折り返し地点を先に振り返りたい方は、『チャプター2』のレビューもどうぞ。
見どころ・おすすめポイント
見どころは、カメラの置き方を場面ごとに変えて「同じ銃撃戦」に見せない工夫です。
凱旋門の周りをぐるぐる回るロータリーを舞台にしたカーアクションは、予告編でも話題になった本作最大の見どころのひとつです。
信号も車線もお構いなしの交差点を、車の流れに逆らって駆け抜ける撮り方は、それだけで一つのアトラクションのような迫力があります。
もう一つの目玉が、真上から見下ろす俯瞰ワンカット風の銃撃戦です。
実際には複数テイクをつないでいますが、切れ目を感じさせない編集のおかげで、自分がその場でジョンの動きを追いかけているような臨場感が生まれています。
ドニー・イェン演じるケインの殺陣も必見で、盲目という設定を逆手に取った音を頼りにする立ち回りは、これまでのシリーズになかった見せ方でした。
| 見せ場 | カメラの置き方 | 生まれる効果 |
|---|---|---|
| 凱旋門のカーアクション | 車の外と車内を切り替える | スピード感と閉塞感の同居 |
| 俯瞰ワンカット風の銃撃戦 | 高い位置に固定 | 戦況全体が見渡せる |
| ケインの殺陣 | 音を頼りに動く立ち回り | 盲目の設定が強みに変わる |
どの見せ場も銃撃の派手さより「どこから見せるか」で差をつけているので、169分の中で似た場面が続く印象が薄いのだと思います。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
シリーズを1作目から観てきた人はもちろん、単体のアクション映画として物量と迫力を楽しみたい人にもおすすめできます。
逆に、静かな会話劇やミステリー要素を期待している人には、169分ずっとアクション濃度が高い本作は少し胃もたれするかもしれません。
人が次々と倒れていく描写が多いため、暴力描写が苦手な人は注意してください。
評価
星評価は5点満点中4点としました。
169分という尺をどう受け止めるかで評価が割れそうですが、アクションの物量とキャストの説得力で最後まで押し切る、シリーズ屈指の完成度だと感じています。
私の評価軸の一つ「もう一度観たいか」で言えば、答えははっきりイエスです。
筋を知ったあとでも、カメラの位置や殺陣の組み立てを見直す楽しみが残るタイプの作品だからです。
もう一つの軸「ご都合主義の許容度」で見ると、撃たれても立ち上がる展開は多いものの、先に世界の掟が示されているので私は許容範囲でした。
シリーズの中での位置づけ
本作は、個人的な復讐から始まった物語を、組織の掟そのものと向き合う話にまで広げきった一本です。
舞台が大阪、ベルリン、パリと世界をめぐるのは、追う側の主席連合の巨大さを移動距離で見せるためだと私は受け取りました。
スタントマン出身の監督が全作を撮ってきたので、物量が増えても殺陣の手触りがぶれない点もシリーズものとしての強みです。
ホテルの支配人や組織の幹部が「掟の番人」として振る舞う構図は、作を重ねるごとに様式美として磨かれてきました。
本作はその様式美を最大まで膨らませたうえで、掟そのものを使って物語を閉じにいく点で、集大成と呼ぶにふさわしいと感じます。
シリーズ未見でも楽しめるかと聞かれたら、アクション映画としては単体で十分に成立すると答えます。
ただ、主席連合やコンチネンタルといった掟の世界は前作までの積み重ねが前提なので、続けて観たほうが決闘の重みは確実に増します。
出発点を知りたい方は1作目のレビューから読むと、広がり方がよく見えます。
ネタバレあり感想
⚠️ ここからネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。
印象的だったシーン
印象に残ったのは、アクションが「格好よさ」から「消耗」へと意味を変えていく流れです。
凱旋門のカーチェイスでは、車の外と車内を目まぐるしく切り替えることで、スピード感と閉塞感が同時に伝わってきました。
俯瞰ワンカット風の銃撃戦は、カメラを高く固定して戦況全体を見せることで、一対一の殺陣とは違う「戦場」の臨場感を生んでいます。
そして忘れられないのが、ジョンが階段を何度も転げ落ちる、いわゆる階段落ちのシーンです。
それまでの格好よさとは対照的に、肉体がボロボロになっていく様子を執拗に映すことで、決闘を前にした消耗が観客にも実感として伝わってきました。
キャラクターについて
この映画の厚みは、敵側の人物を単純な悪役にしていない点から生まれています。
ケインはジョンの旧友でありながら、侯爵の代理人として決闘の相手にならざるを得ない立場に置かれます。
敵なのに心情はジョンに近いという中間的な位置が、勧善懲悪では終わらない苦さを与えていました。
真田広之演じるシマヅ・コウジは、組織のルールに縛られながらもジョンとの信義を優先する場面があり、短い出番でも存在感を残しています。
グラモン侯爵は余裕たっぷりに場を支配する一方、追い詰められると醜態をさらす人物で、その落差が決闘に説得力を持たせていました。
ウィンストンも、ジョンとの関係の重みを引きずったまま、物語の決着に立ち会う役回りを果たしています。
良かった点・気になった点
良かった点は、169分をかけて積み上げるアクションの物量です。
見せ場が終盤まで途切れなく続くため長尺を感じさせず、香港・日本双方のレジェンドを同じ画面に置いたキャスティングも締めくくりにふさわしい豪華さでした。
気になった点は、やはり169分という上映時間そのものです。
個々のアクションの完成度は高いものの、前半はやや説明的な会話が続く箇所もあり、テンポの起伏をもう少しつけてほしかったのが正直な感想です。
総評・一言まとめ
■ ここがポイント
169分の物量アクション、ドニー・イェンと真田広之という二人のレジェンドの存在感、そして決闘という古の掟による決着――この3つが噛み合って、シリーズ集大成としての満足感を作り上げています。
決着を銃撃戦ではなく古典的な決闘の作法にゆだねた構成は、シリーズを最後に「掟」という主題へ引き戻す選択でした。
階段落ちまでに積み上げた肉体の消耗が、終盤の静かな場面の重みに直結していて、4作を追ってきた身としてはこみ上げるものがありました。
派手なアクションで魅せてきたシリーズが、最後は音の少ない場面で幕を引く、その落差こそが本作いちばんの余韻だと私は感じています。
寡黙な主人公が一人で戦い続けるアクションとしては、『ブレイド』のレビューもあわせてどうぞ。
まとめ

『ジョンウィック コンセクエンス』は、シリーズの締めくくりにふさわしい作品です。
凱旋門のカーアクションや俯瞰ワンカット風の銃撃戦、二人のレジェンドの存在感、決闘で物語を締める構成まで、高い完成度でまとまっています。
評価は5点満点中4点です。
この記事のまとめ
- ✓ 凱旋門のカーアクションと俯瞰ワンカット風の銃撃戦が169分を支える見どころ
- ✓ ドニー・イェン(ケイン)と真田広之(シマヅ・コウジ)の参戦でシリーズのスケールが拡大
- ✓ 古の掟「決闘」で締めくくる構成と、静かな幕引きが最大の余韻
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よくある質問
『ジョンウィック コンセクエンス』の評価は何点?
当ブログの評価は5点中4点。169分という尺の長さがある一方、アクションの物量とキャストの説得力で最後まで押し切る、シリーズ屈指の完成度と評している。
『ジョンウィック コンセクエンス』の見どころは?
凱旋門周辺のロータリーを舞台にしたカーアクションが最大の見どころ。信号も車線もお構いなしに駆け抜ける撮り方が大きな迫力を生んでいる。
ケイン役のドニー・イェンはどんな役どころ?
ジョンの旧友でありながら、グラモン侯爵の代理人として決闘の相手にならざるを得ない盲目の暗殺者。敵なのに心情はジョンに近い立場が、作品に苦さと厚みを与えている。
※本記事は作品の批評・考察を目的とした個人の感想です。あらすじの詳細な再現や結末の解説は行っていません。引用は論評に必要な最小限にとどめています。作品名・登場人物名・画像等の権利はすべて各権利者に帰属します。