こんにちは、えぞえ(@soichiezoe)です。
映画「ミッドサマー」を見た個人的な感想です。
当時、公開された頃は気になっていた映画をようやくU-NEXTで見ることができました。
U-NEXTでも無料じゃなくてポイント使わないとみれない作品です。
ポイントをはたいてまでみたのですが、自分の中での評価はいまいちでした。
友達におすすめはできない映画です。
一般的に変人と呼ばれる芸術家とかにはウケるかもしれませんが。
一番ビビったのは、最初の電話がかかってくるシーンですね。

自分の家に電話ないけど鳴っているのかと勘違いするくらいリアルで怖かったです
あとは、全体的に映像が綺麗でした。
良いカメラ使っているんでしょうね。
こういうところは最新の映画の楽しみの一部でもあります。
「ミッドサマー」を見た感想

奇祭ということは事前に知っていたのですが、個人的にはもっとぶっ飛んでいて欲しかったですね~。
令和の時代を生きる我々には生温かったですw
グロシーンもありますが、おもいっきり「これ人形やん」「作り物やん」という印象が強くてげんなりしました。
もっとリアリティなものを求めているのでしょうねw
ちなみにこの映画は「フォークホラー」というジャンルになるらしいです。
フォークホラーの特徴は次の通りです。
- イギリス産
- ミニズム(精霊信仰)やパガニズム(異教信仰)
- 土地のご先祖様の霊をなだめるために人間を犠牲にする
- 多くの登場人物が超自然現象を見つけてしまうのでは、と信念体系を共有しており、これが信頼におけるジレンマを生む。
- 風景を美しい手法で描く。
フォークホラーの代表作
- The Witchfinder General
- The Blood on Satan's Claw
- ウィッカーマン
北欧神話を知っているとより楽しい
海外のホラーて神話がベースになっていることが多いんですよね~。
宗教に疎い日本人が映画を見た後に「???」が残ってしまうのはどうしても、背景を知らないからですよね。
見終わったあとサイトで調べると公式の解説ページがあるので、これを見ると理解できて面白いですよ。
https://www.phantom-film.com/midsommar/mystery/index.html

このようにネタバレ防止のために「見る」と入力しないとサイトが開かないようになっている厳重っぷりです。
なので、北欧神話について軽く勉強するとちょっとは面白くなるかも。
マイティソーとか進撃の巨人も北欧神話がもとになっているらしいですね。
北欧神話の解説はあっちゃんがしているのでさっと見てみるといいかもしれないですね。

僕も見終わったあと、全然意味がわからなかったです
ディレクターズカット版を見ればよかった
ミッドサマーはどうやら日本版と海外版があるみたいです。
このディレクターズカット版だと上映時間が170分あり、本作よりも23分も長くなっています。
裸体が出てくるのですが、日本版だとモザイクがかかっています。
それがどうやらディレクターズカット版だとモザイクがかかったいないのだとか。
ちゃんと血がついている演出をしているみたいですね。

そういう細かいこだわり好きですよ~
気が狂った人達を擁護する映画
まあ、この世界には色んな人がいて面白いですよね。
この作品は一部の気が狂った人たちがたどり着く地がスウェーデンの山奥に偶々あって、それを表現しているのかな。
健全な人が見ると「なんやこのくそ映画」となるのでしょうけど、どこか現実逃避をしたくなっているような人たちがみたら共感できる部分があるのかもしれませんね。
そういった点では自分にはまったく共感できませんでした。
アスター監督のラストシーンのコメントではこのように言っているようです。
主人公ダニーは狂気に堕ちた者だけが味わえる喜びに屈した。
ダニーは自己を完全に失い、ついに自由を得た。
それは恐ろしいことでもあり、美しいことでもある。
引用:アスター監督の本作のラストシーンについてのコメントより
たしかに、ダニーは完全に自己を失いましたね。
また、そこまでの悲劇が続けばたしかに気が狂ってもおかしくはありませんね。
そういった人たちにとっての日常がポルガにはあるのでしょうね。
物語としては面白いですが、今のところ関わりたくはないですね。
まあ、人間どんなことがあっても習慣としてしまえばいつの間にか正当化してしまっているのも事実。
幸せなんか相対的なものなので、ポルガに暮らす人たちはそれはそれで幸せなのでしょうね。
高齢者を施設にいれるほうがここの人たちにとってはたまげたことかもねという問題提起には考えさせられました。

自己を失わないで自由でいたいですね
【ネタバレ】解説記事読んでわかったことをまとめてみた
タペストリー1
まず、タペストリーって何やねんw
風景・人物などの絵模様を織り出した綴織(つづれおり)。その壁掛け。タピストリー。タピスリー。
引用:タペストリーとは より
なるほど。
映画の最初に出てきて壁画のことですね。
この壁画で本作の展開について書かれていたのですね。へぇ~。
タペストリー2
ブロンドの少女がある男性に恋をして、占星術的にも良い結果が出たので、少女は自分の陰毛をパイに入れて食べさせて少女と結ばれるというストーリーが書かれていたようです。
主人公のダニーの彼氏であるクリスチャンがホルガにいる赤毛の女の子をはらませるストーリーですね。
まあこの辺はわかりやすかったわ。
アッテストゥパン
ジョシュが焦らして教えてくれなかった言葉ですね。
意味は、スウェーデンで「崖」のようです。
ここは、72歳を迎えた人はどうなるかと聞いて、首を切るジェスチャーをしていたので老人が登場した時点で「あ、こいつら死ぬやん」と推測できましたね。

ネタバレで面白いのあったら追加していこーと
「ミッドサマー」のTwitterでの感想
あらすじ
家族を不慮の事故で失ったダニー(フローレンス・ピュー)は、大学で民俗学を研究する恋人や友人と5人でスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖......それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
引用:映画「ミッドサマー」より
映画情報
邦題 | ミッドサマー |
原題 | Midsommar |
上映日 | 2020/2/21 |
作成国 | アメリカ |
ジャンル | ホラー/ミステリー |
上映時間 | 147分 |
キャスト
監督
アリ・アスター
脚本
アリ・アスター
本作はバジェットの問題からスウェーデンではなく、ハンガリーのブダペストで撮影されたらしいですよ。
バジェットの問題てなんやねんw
バジェットは予算てことかw
お金がかかってスウェーデンの撮影はできないんですね。
本作でのキーワード
- カルト
- 五月祭
- 宗教儀式
- 人間が生贄
- 性的な儀式
- 生きた人間で火を燃やす
- スパイラルダンス
関連作品
- ウィッカーマン
- ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
- キル・リスト
- 散歩する惑星
- ベニスに死す
キャスト
フローレンス・ピュー
ジャック・レイナー
ウィル・ポールター
「ミッドサマー」の感想まとめ
スウェーデンの白夜ということもあって、夜がこない明るい中で進んでいくので、ホラーが苦手な人が見る映画としては見やすいかもね。
ただ、内容的にもおすすめはしないですねw
もう暇でやることなくて、ちょっと怖いのみたいなという人が見ればいいかな。
そんなミッドサマーはU-NEXTで見れますが、ポイント使わないとみれないので、わざわざ見る必要はないかな。
もっと時間経って無料で見れるようになっても見なくていいかもw
そんな感じの映画でした。はい。