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こんにちは、えぞえ(@soichiezoe)です。
映画「姿三四郎」を見た個人的な感想です。
小学生の頃はスターウォーズとかが大好きな少年でした。
大人になってみると、スターウォーズが駄作を作り始めてしまってがっかりしています。
6で終わっておけばよかったのに。8と9は最悪ですよ。
1-6まではそこそこ好きな映画です。
そんなスターウォーズの監督であるジョージ・ルーカス監督が影響を受けたというのが日本の黒澤明監督というではないですか。
どうやら世界の黒澤と有名らしいですね。
そんなに日本に住んでいたけど知らなかったです。
あんまり地上波とかでも放送されていないですよね。
子供だったから興味なくて目に入っていなかっただけかもしれないですがw
大人にになって黒澤明監督の作品を一通り見てみようと思って、まずはデビュー作品からということで姿三四郎です。
「姿三四郎」は1943年3月25日公開、黒澤明監督にとって記念すべき監督デビュー作です。原作は富田常雄の同名小説で、上映時間は初公開時97分(現存する最長版は91分)。この記事は前半をネタバレなし感想、後半をネタバレありの考察という構成にしているので、まだ観ていない方は前半だけ読み進めてもらっても大丈夫です。
無の境地について深いメッセージ性があり好きな映画でした。
ネタバレなし感想

無の境地は宮本武蔵とかに通ずるものがあって良い
自分はこれまで部活とかで武道はやったことないけど、戦う者が目指すべきところが無の境地なのですかね。
欲望にとらわれずに何も考えない。
そんな状態のときに戦うと知らぬうちに相手を倒しているとか。
宮本武蔵とかの話は好きで、三四郎も似たような感じでした。
泥の中で綺麗に咲く蓮が三四郎でもあり、己を捨てて祈る美しい娘でもあるのかな
蓮という花は泥の中で綺麗に咲かせることで有名ですね。
この蓮で三四郎のことを比喩しているのかなと思いました。
泥の中で無の境地なのかな。
無の境地にたどり着くと蓮は綺麗な花を咲かせて、戦うものは強くなれるみたいな。
無の境地に向けて修行している三四郎の前に、己を捨てて祈る美しい娘という表現が出てきます。
これも娘のことを蓮に例えているのかなと思いました。
無の境地が何なのかよくわかりませんが、なんとなく美しいものであることはわかりました。
この映画で「美しい」という言葉の素晴らしさがより一層引き立てられている気がしました。
個人的にこの蓮のシーンは、黒澤明監督のデビュー作とは思えないほど画づくりへのこだわりを感じる場面でした。三四郎が一晩じゅう池に浸かり続けたあと、夜明けとともに蓮の花がふっと開くまでをじっくり見せる"間"の取り方は、後年の黒澤作品にも通じる演出だなと感じます。
■ ここがポイント
池の中で蓮の花が開くまでの一連のカットは、セリフを一切使わずに三四郎の心境の変化だけを見せる場面です。派手な立ち回りより、この静かな場面が一番印象に残るという人が多いのも納得できます。
三四郎が博多華丸の大吉に似ている件についてw
こう思ったの僕だけですかねw
目が大きくて今にもボケだしそうなのが面白いです。
戦っている最中に大吉に見えたら「大吉!」て叫んでいました。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
個人的には、黒澤明監督の作品を一度も観たことがない人が最初の1本として選ぶにはやや不向きかもしれません。戦時中に作られた作品ゆえの独特の間や、現存フィルムがところどころ欠けている影響で、正直テンポよくは観られない場面もあるからです。逆に、古い日本映画の空気感そのものを味わいたい人や、黒澤明のキャリアを最初から順番に追いかけたい人にはおすすめできます。
評価
5点中3点としました。理由は後半のネタバレあり感想でじっくり書きますが、簡単に言うと「映画史的な価値は認めつつも、今の感覚で気軽に楽しみきれるかというと微妙」というのが正直なところです。
「姿三四郎」のTwitterでの感想
あらすじ
明治15年を舞台に柔術家になるために会津から上京してきた青年、姿三四郎は、柔道へ転向し矢野正五郎に弟子入りします。三四郎は修道館の四天王になるまで強くなりますが、慢心で街のチンピラと喧嘩して矢野に叱られます。三四郎は反発して死んでやると言って庭の池に飛び込み池につかったまま一晩過ごしました。そこで蓮の花が美しく咲いているのを見て己の未熟さを思い知ります。それから門馬を倒し、小夜と出会い、小夜の父である村井と戦います。その後に檜垣が果たし状を叩きつけ二人の激闘の行方は如何に
引用:映画「姿三四郎」より
映画情報
| 邦題 | 姿三四郎 |
| 公開日 | 1943年3月25日 |
| 作成国 | 日本 |
| 原作 | 富田常雄(同名小説) |
| 上映時間 | 97分(初公開時)/91分(現存最長版) |
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キャスト
監督:黒澤明
本作が記念すべき監督デビュー作となりました。まだキャリア初期ではありますが、蓮の花のシーンのように、後年「羅生門」などで確立していく黒澤演出の芽がすでに感じられます。
脚本:黒澤明
原作である富田常雄の同名小説を、黒澤明監督自身が脚色しています。
キャスト
藤田進
主人公・姿三四郎を演じています。
大河内傳次郎
三四郎の師である矢野正五郎を演じています。
轟夕起子
村井小夜役。己を捨てて祈る美しい娘として登場します。
月形龍之介
三四郎の宿敵である檜垣源之助を演じています。
⚠ 注意
ここからは結末を含むネタバレありの感想・考察です。まだ観ていない方はご注意ください。
ネタバレあり感想・考察
印象的だったシーン
冒頭でも触れた蓮の花のシーンですが、見終わってから振り返ると、あれは終盤の檜垣源之助との決闘のための伏線だったんだなと腑に落ちました。
終盤の決闘は、それまで積み重ねてきた道場での稽古シーンとは対照的に、風が吹き抜ける野原のような開けた場所で撮られていて、閉じた空間で培った師弟の教えを初めて外の世界で試すような開放感がありました。
三四郎は最終的に檜垣との決闘に勝利しますが、勝った瞬間の表情には達成感よりも静かな寂しさのようなものが滲んでいるように見えたのが印象的でした。力で勝つことと、無の境地にたどり着くことは、必ずしもイコールではないと暗に示しているように感じます。
キャラクターについて
矢野正五郎は、三四郎に柔道の技を教えるだけでなく、無の境地という精神面の課題を突きつける師として描かれています。技術より先に人間性を鍛えようとする姿勢が、この映画全体の骨格になっている気がしました。
檜垣源之助は分かりやすい「悪役」として描かれているのかと思いきや、単純な悪人というよりは、三四郎と同じように己の道を突き詰めようとする一人の柔術家として描かれている点が良かったです。だからこそ最後の決闘に、勝ち負けだけでは片付かない重みが出ているのだと思います。
村井小夜は、己を捨てて祈る美しい娘として登場し、無の境地を目指す三四郎の姿と静かに重なっていきます。派手な見せ場があるわけではないのに、三四郎の変化を映す鏡のような存在として記憶に残るキャラクターでした。
良かった点・気になった点
良かった点は、やはり蓮の花のシーンと終盤の決闘シーンです。セリフに頼らず、間と映像だけで三四郎の心境の変化を見せる作り方に、黒澤明監督のデビュー作とは思えない完成度を感じました。
気になった点として、本作は戦時中に検閲を受けながら製作された作品なので、当時の時局を反映した省略的な演出や、勢いだけで押し切るような場面転換が目立ちます。さらに戦後にフィルムの一部がカットされ、1990年代にロシアで発見された映像を含めても91分版が現存する最長という状態なので、正直「あれ、ここで場面が飛んだ?」と感じる瞬間が何度かありました。当時の時代背景ゆえの制約と割り切って観る必要があると思います。
総評・一言まとめ
総評として、5点中3点というのが自分の正直な評価です。蓮の花のシーンや終盤の決闘に象徴されるように、黒澤明という才能の芽はデビュー作の時点ですでにはっきり見て取れます。一方で、戦時中の制約と現存フィルムの欠落という「時代の傷」が、現代の感覚で気軽に楽しむことを難しくしているのも事実です。映画史の1ページとして観る価値は間違いなくありますが、エンタメとして手放しにおすすめできるかというと、そこはフラットに評価したいというのが正直なところでした。
「姿三四郎」の感想まとめ
これは小学生の頃は見ないですね。w
大人の渋い映画ですわ。
三四郎のがむしゃらな姿から自分のありあまるエネルギーをぶつける相手と戦えることの嬉しさ、その中に潜むそれぞれの想い。
小夜の己を捨てて祈る美しい姿と泥の中で綺麗に咲く蓮のようになりたいともがいている三四郎。
結局、三四郎は小夜や蓮のように美しくなれないと自分では思ってしまうところが切ないですね。
そんな黒澤明監督のデビュー作の姿三四郎はU-NEXTで見れますので、是非無料トライアル試してみてください。
この記事のまとめ
- ✓ 「姿三四郎」は黒澤明監督の記念すべきデビュー作(1943年公開)
- ✓ 蓮の花のシーンや終盤の決闘に、すでに黒澤演出の芽が感じられる
- ✓ 戦時中作品ゆえの見づらさもあり、評価は5点中3点
それではまた!