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【5点中4点】映画「時計じかけのオレンジ」のネタバレあり感想|社会の偽善を容赦なく風刺した好みが分かれる映画【1971年】

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昼寝中にみた夢で、「お前の瞳を夕日か血に染めてやろうか」みたいなセリフを言っている映画を観て、ポスターのイメージは「時計じかけのオレンジ」でした。

観たい映画でチェックはしていたから、深層心理で観たくてしょうがなかったんでしょうね。

てことでようやく観ました。

英語はそんなにできないけど、イギリスの発音が強調されていました。

1970年代に作られた映画ですが、問いかけている問題は現代でも通じるものがあって、人間の性質は時が経っても変わらないんだなとしみじみと感じました。

Filmarksで他の人の感想をみて共感したのが次の文章です。

誰も正しくなんかないこの世界でいったい誰が若年層に人生を教えるのか、現代にも通じるものがあるなと感じた。

時計じかけのオレンジのNANAのレビュー・感想・評価

まさにこの通りだなと思いました。

大学まで出て社会人になって汗水たらして働いて年をとっていく。そんな人達が人生の正解を知っているかと言ったらそうは思わない。

働いていて憧れるかっこいい大人ってなかなかいない。

自分がかっこいい大人になっているのかなんてさらに難しい。

この映画では暇を持て余した若者が暴力や性欲の衝動に駆られて暴れるのも「まあ、そういう人もいるだろうな」と冷静にみることもできるし、そんな若者が出てくるのを国や社会のせいにしてしまう大人も多い。

正解なんてないのにどっちが正しいとか悪いとか、正義とか悪とかを決めつけている社会に対して容赦なく風刺しているこの映画はとても見応えがありました。

1971年の古い映画ですが、U-NEXTで観ることができます。

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作品情報

映画「時計じかけのオレンジ」
邦題時計じかけのオレンジ
原題A Clockwork Orange
上映日1972/4/29
作成国イギリス
ジャンルドラマ/SF/クライム
上映時間137分
作品情報

あらすじ

喧騒、強盗、歌、タップダンス、暴力。山高帽の反逆児アレックスは、今日も変わらず最高の時間を楽しんでいた ― 他人の犠牲の上にのみ成り立つ最高の時間を。モラルを持たない残忍な男が洗脳によって模範市民に作りかえられ、再び元の姿に戻っていく。

filmarksより

キャスト

監督・脚本:スタンリー・キューブリック

スタンリー・キューブリック

「時計じかけのオレンジ」はスタンリー・キューブリックの作品の中でもっとも議論を巻き起こした映画です。

映画化は不可能だと言われていた原作を見事に映画化しましたが、当時はかなり厳しい批判をされていたみたいです。

見た目はこだわりの強そうなおっさんですね。(笑)

スタンリー・キューブリックの他の映画
  • シャイニング
  • 2001年宇宙の旅
  • フルメタルジャケット

出演者

出演者情報は「俳優(役名)」の順番で記載しています。

マルコム・マクダウェル(アレックス・デ・ラルジ)

マルコム・マクダウェル

映画の冒頭からめちゃくちゃ印象に残る目つきで登場してきます。

こんな悪そうな目つきってできるんですね。

片目だけマスカラをつけているのは謎なのですが、これも恐らく意味があるんでしょうね。

刑務所で更生されるときは普通にイケメンで笑う。

トリビアとして、マルコム・マクダウェルが爬虫類嫌いと知って、キューブリック監督は映画の中に蛇を飼っているシーンを取り入れたみたいですw

ただの嫌がらせですかねw

マルコム・マクダウェルが出演している他の映画
  • スキャンダル
  • アーティスト
  • 小悪魔はなぜモテる?!

他のマイナーな映画が気になったらU-NEXTで検索するのをおすすめします。

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感想

新療法については良いと思う

殺人をしてしまうほど暴力的な人間が、新療法を2週間受けるだけで暴力性を抑えることはできるが、代償として人間性まで失ってしまうため、施設の残忍さについて問題視されている。

個人的には殺人をしてしまうような人はそれほどの荒療治をしない限り本質から変わることはできないのだから、新療法はすればいいんじゃないかなって思ってしまう。

どうせ14年経ったあとに釈放されて、また同じことを繰り返すのでしょう。

それがたった2週間で社会に出ることができるのだから、人間性の損失するとはいえ代償としては足りないくらいだ。

人間性が損なわれるとは言っているが、暴力性と強かんすることができなくなるのであってそれ以外は不自由なく食事を楽しんだりすることができる。

牧師が選択肢がないじゃないかと主張していたのは、14年待てずに本人が望んで治療を受けたんだから別にいいじゃない。

中二病だったらナッドサット語を覚えていたわw

主人公たちの不良グループが使っていたよくわからない言葉はナッドサット語で、ロシア語とロンドン訛りのスラングを混ぜ合わせた特有の隠語らしいです。

仲の良い友達間であれば、この隠語を使って楽しむのもありかもしれないですが、そんな遊びにつきあってくれる奴もなかなかいないですよね。

もしいたら一緒に遊びましょうw

目を開かれたまま固定されるシーンはもっと残酷かと思ったらそうでもなかった

時計じかけのオレンジで画像検索すると目を固定されて拷問されているようなシーンに見えるのですが、ちゃんと映画を観ると治療中で暴力や強かんしている映画をずーーと見せられているだけ。

その間は目が乾燥するから付き添いの人が絶え間なく目薬をさしてくれる。

まあ、その治療自体は効果抜群なのだが、映画のワンシーンとしては想像よりも怖くはなかった。

ただ、イメージとしては脳裏に焼き付くのは間違いない。

主人公が女の子ふたりをひっかけて部屋に連れ込んでの2倍速が良かった

結局、今も昔も若者の関心事は同じなんだなって思ったシーンでした。

そのシーンの表現の仕方が固定カメラで2倍速で観察しているのが個人的に好きでした。

3Pで一人の女の子とやっているときに、もう一人が帰ろうと着替えたのにまた服を脱がして始め、何回かそれぞれの女の子で繰り返されて、また3P始めてっていうのが、予想できて「やっぱり!w」となった瞬間は楽しかったです。

こんな変な見方をしている奴もそうそういないでしょうね。

音楽

主人公はベートーヴェンの第九が好きだったのですが、新療法の映画の中で偶然にもその音楽が流れてしまう。

理療の効果は抜群なので、音楽を聴くだけで吐き気がしてしまう。

釈放された後も趣味の一つが奪われてしまう。

あとは、主人公が強かんしに襲った家でマスクをつけていたが、「雨に唄えば」を歌っていて、再度訪れたときに歌声であの時の犯人だとばれてしまうシーンもよかったですね。

有名な曲だから口ずさめるようになりたいですね。

まとめ

1970年代の古い映画ですが、2020年代の今でも楽しむことができる「時計じかけのオレンジ」という映画でした。

イギリス訛りの英語を勉強するにはいいかもしれないですね。内容は何度も観たいとは思わないので難点ですがw

死ぬまでに観たい映画1001本の中の1つでもあるので、一度は観ておきたい映画です。

U-NEXTから観れるので是非一度。

観るときは一人で観たほうがいいかもですね。くれぐれも親とは一緒にみないように。(笑)

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