1992年11月25日にアメリカで公開され、日本では1993年8月7日から劇場公開されたディズニーアニメーション「アラジン」。監督はジョン・マスカーとロン・クレメンツ、音楽はアラン・メンケンが手がけていて、上映時間90分というコンパクトさながら、何度見ても飽きない一本です。
この記事ではまずネタバレなしの感想からスタートして、途中からはラストの展開にも触れるネタバレありの考察に入っていきます。読み終えたころには、きっとみなさんも「もし自分が魔法のランプを手に入れたら、3つの願いは何にしよう」と考えたくなるはずです。
感想

個人的にディズニーの映画の中で1番好きな映画がアラジンです。
その中でも好きなキャラクターはやっぱりジーニーですよね。
映画の表紙でもこんなに大きく描かれているのですからもう主役はジーニーなんじゃないかって勘違いするほどですよね。
なぜジーニーが好きかってそりゃもうあんな個性的なキャラをしているくせにめっちゃ良いやつなんですよね。
変なやつなのに良いやつって嫌いになれないですよね。
⚠️ ここからネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。
魔法のランプを手に入れたアラジンは3つの願いを叶えることができて、3つ目の最後の願いにジーニーをランプから解放して自由にするシーンは何回見ても泣けます。
自分のためじゃなくて、誰かのためにお願いするって実際できないですよね。
みーんな私利私欲にかられてしまうと思います。
実際自分も3つの願いを叶えることができるってなったら何にしようか考えますが、アラジンを見ていなかったジーニーを自由にするという選択はできないのかななんて妄想してます。
ネタバレあり感想・考察
印象的だったシーン
個人的に一番印象に残っているのは、アラジンが3つ目の願いを使うシーンです。魔法のランプを取り戻したアラジンには、もう一度自分の身分を偽って王子のままでいることもできたはずなのに、迷わずジーニーを自由にする方を選びます。ジーニーが鎖から解き放たれて空に舞い上がっていくカットは、それまでのコミカルな演出から一転して静かに描かれていて、この映画で一番泣けるシーンだと思っています。
キャラクターについて
ジーニーというキャラクターは、色も動きも喋り方もめちゃくちゃ自由奔放なのに、根っこの部分では誰よりも義理堅くて優しいという、矛盾したバランスの上に成り立っていると感じます。アラジンに軽口を叩きながらも本気で心配してくれるところや、ジャファーに使役されている間もどこか諦めきれていない様子を見せるところなど、細かい芝居の積み重ねが「変なやつなのに嫌いになれない」魅力につながっていると思います。アラジン自身も、身分を偽っている引け目とジャスミンへの本当の気持ちの間で揺れる姿がちゃんと描かれていて、単純な「貧しい青年が王子様になる」お話では終わらない厚みがあります。
良かった点・気になった点
良かった点はやっぱりジーニーの存在感です。この映画のテンポの良さやユーモアは、ほとんどジーニーが引っ張っていると言っても過言ではありません。一方であえて気になった点を挙げるとすれば、ジャファーの動機がやや単純で、悪役としての掘り下げはそこまで深くない点でしょうか。ただ、そこが気にならないくらいジーニーとアラジンたちのやり取りが楽しいので、自分としては大きなマイナスにはなっていません。
総評・一言まとめ
3つの願いという装置は、単なるファンタジーのギミックではなく「自分が本当に欲しいものは何か」を炙り出すための仕掛けなんじゃないかと思っています。アラジンは最初、身分や見た目を取り繕うことに願いを使おうとしますが、最後の最後で選んだのは自分のためではなくジーニーの自由でした。この一連の流れがあるからこそ、「みなさんは3つの願いは何にしますか?」という問いが、ただの余興ではなく自分にとって本当に大事なものを考えさせる一文になっていると感じます。何度見ても色褪せない、僕にとって特別な一本です。
もし3つの願いが叶うとしたら
もし魔法のランプを手に入れてジーニーが出てきて3つの願いが叶うとしたら、自分なら何にするかなーとふと考えてみました。
- 働かなくて済むように経済的自由にして!
- 自分と家族、その周りにいる人をみな健康にして!
- 美味しいご飯を毎日食べさせて!
こんな感じかな。
全然面白くないんですが!
みなさんだったら3つの願いは何にしますか?
ちなみにだけど劇団四季のアラジンもめちゃめちゃおもしろいよ!
劇団四季でアラジンを見たんですけど、そりゃもう最高でした。
アラジンはアカデミー賞で歌曲賞というのをとっているだけあって、映画の中で流れる曲がめっちゃいいんですよね。
1番有名なのは「a whole new world」ですかね。
劇団四季バージョンのアラビアンナイトがオープニングでジーニーが歌うんですけど、それがお洒落でカッコいいのでこれを見るために行く価値はあると思います。
映画版の音楽も聴きどころ
映画版の劇伴・主題歌を手がけたのはアラン・メンケン。「ホール・ニュー・ワールド」はアカデミー賞で作曲賞と歌曲賞をダブル受賞し、グラミー賞のソング・オブ・ザ・イヤーにも輝いた名曲です。空飛ぶ絨毯に乗ったアラジンとジャスミンが夜空を飛ぶシーンでこの曲が流れる瞬間は、何度見てもディズニー映画屈指の名場面だと思います。劇中では他にも陽気なジーニーのキャラクターを表現する曲が並んでいて、音楽だけでもこの映画の完成度の高さが伝わってきます。
あらすじ
貧しいけれども清い心を持ったアラジンは手に入れた魔法のランプをこすると出てきたのは、パフォーマンスあり、ジョークあり、そして、3つの願いを叶えてくれるとっても愉快な仲間ジーニーでした。
そんな魅力的な魔法のランプを狙っているのは邪悪な国務大臣のジャファーです。アラジンがジャファーを出し抜き、自由奔放な王女ジャスミンとの恋を実らせるには、恐れずにありのままの自分を認める必要があります。これだけはジーニーにも叶えることはできません。
アラジンとジャスミンの愛、ジーニーとの友情、ドキドキハラハラの王道なストーリー展開、そしてなんといってもアカデミー賞を受賞した素敵な歌は何度見ても楽しめます!
日本語吹替の声優陣
日本語吹替版のキャストも紹介しておきます。実はアラジン役は版によって声優が異なっていて、劇場公開時の1993年版が羽賀研二(アラジン役)、2008年発売のBlu-ray版が三木眞一郎(アラジン役)です。主役級の存在感を放つジーニー役は山寺宏一(ジーニー役)、悪役ジャファー役は宝田明(ジャファー役)、相棒の毒舌オウム・イアーゴ役は神谷明(イアーゴ役)が演じています。特に山寺宏一さんのジーニーは、原語版の勢いに負けないハイテンションな七変化ぶりで、日本語吹替版から見ても十分すぎるくらい楽しめる仕上がりです。
映画情報
| 公開日 | 1993/8/7 |
| 公開国 | アメリカ |
| 全米公開日 | 1992/11/25 |
| 監督 | ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ |
| 上映時間 | 90分 |
| 音楽 | アラン・メンケン |
1993年に公開された僕と同い年の映画です。
30年近く経っても楽しめる映画って本当に素晴らしいですね。
そんなアラジンはU-NEXTで視聴することができます。
31日間無料トライアルを使えばタダで見れますよ~。
久しぶりにアラジンを見て、ワクワクしてください!
まとめ
3つの願いというシンプルな設定なのに、見るたびに「本当に欲しいものは何か」を考えさせられる、アラジンはそんな稀有な映画だと思っています。今作の主役はアラジンでもジャスミンでもなく、実はジーニーなんじゃないかと思うくらい、彼の存在がこの映画を特別なものにしています。最後にもう一度聞かせてください。みなさんは3つの願いは何にしますか?その答えを考えるためだけにでも、アラジンを見返す価値は十分にあると思います。