株式投資の用語って、漢字ばかりで難しそうに見えますよね。「結局どれを見ればいいの?」と迷っていませんか?
そうなんだよ。PERとかRSIとか多すぎて、どの数字を信じて買えばいいのか全然わからないんだ...
ご提示いただいた10個の用語は、株式投資において「どの銘柄を買うか(お得度)」と「いつ買うか(タイミング)」を判断するための非常に重要なツールです。
初心者の方にも直感的にわかるよう、これらを3つのグループに分類して解説します。
今回の記事の内容
- 株主への「ご褒美」に関連する指標(お得度)
- 売買の「タイミング」を見る指標(テクニカル)
- 市場の「雰囲気」を見る指標(需給)
株主へのご褒美!お得度を測る4つの指標
まずは「この株を持っていると、どれくらいお得か?」を判断する数字を見ていきましょう。
配当利回り(はいとうりまわり)
イメージ: 銀行の「金利」のようなもの。
意味: 株価に対して、1年間でどれくらいの配当金(お小遣い)がもらえるかを表します。「3%以上だと高配当」などと言われます。
配当性向(はいとうせいこう)
イメージ: 会社の「気前の良さ」。
意味: 会社が稼いだ利益(ケーキ)のうち、どれくらいの割合を株主に配ったか。「30%」なら、利益の3割を配当に回したことになります。高すぎると無理をしている可能性もあります。
自己株式取得(じこかぶしきしゅとく)
イメージ: 会社による「自分へのご褒美」兼「株価の底上げ」。
意味: 会社が自分のお金で、市場にある自分の株を買い戻すこと。出回る株の数が減るため、1株あたりの価値が上がり、株価が上がりやすくなります(自社株買いとも呼ばれます)。
総還元性向(そうかんげんせいこう)
イメージ: 配当と自社株買いを合わせた「トータルの気前の良さ」。
意味: 「配当金」+「自己株式取得」の合計が、利益の何%にあたるか。株主をどれだけ大切にしているかの総合評価です。
今が買い時?売買タイミングを見極める5つの指標
次はチャートを使って分析する「テクニカル分析」の分野です。「今は買い時か? それとも高すぎるか?」をチャートから読み解きます。
抵抗線(レジスタンスライン)
イメージ: 「天井」。
意味: 株価が上がっていくときに、「ここまでは上がるけど、ここから上にはなかなか行けない」という価格帯。売りたい人が多く待機している壁です。
支持線(サポートライン)
イメージ: 「床」。
意味: 株価が下がっているときに、「ここまでは下がるけど、ここで下げ止まることが多い」という価格帯。買いたい人が多く待機している床です。
RSI(アールエスアイ)
イメージ: 「買われすぎ・売られすぎの温度計」。
意味: 0〜100%で表します。一般的に70以上なら「買われすぎ(そろそろ下がるかも)」、30以下なら「売られすぎ(そろそろ上がるかも)」と判断します。
MACD(マックディー)
イメージ: 「トレンド(流行)」の発見器。
意味: 2本の線が交差するタイミングを見て、「上昇トレンドに入った(買いサイン)」や「下落トレンドに入った(売りサイン)」を判断します。
乖離率(かいりりつ)
イメージ: 「ゴムの伸び縮み」。
意味: 現在の株価が、平均的な価格(移動平均線)からどれくらい離れているかを見ます。離れすぎると、ゴムが戻るように平均値へ戻ろうとする習性を利用します。
みんなは強気?弱気?市場の雰囲気を見る指標
最後に、市場全体の「みんなは強気か? 弱気か?」を知るための数字です。
信用倍率(しんようばいりつ)
イメージ: 借金をしてまで買っている人と、売っている人のバランス。
意味: 「1倍」より高いと、将来上がると思って借金して買っている人が多い状態(人気がある)。ただし、彼らは将来必ず売らなければならないため、将来的な「売り圧力」にもなり得ます。
まとめ:まずはこの2つからチェック!
これらすべてを一度に覚えるのは大変ですので、まずは以下の組み合わせで見てみるのがおすすめです。
| 目的 | 見るべき指標 | ひとこと |
|---|---|---|
| 長期で持ちたい | 配当利回り、総還元性向 | 毎年どれくらいのリターンがあるか、株主を大切にしているかを確認しましょう。 |
| 買う値段を決めたい | 支持線、RSI | 「支持線」近くや、「RSI」が30近くになったら「安くなった」と判断する目安になります。 |
| みんなの注目度を知りたい | 信用倍率 | 倍率が極端に高い場合は、人気はあるけれど将来の売りも多いので注意が必要です。 |
まずは、ご自身が気になっている銘柄の「配当利回り」と「RSI(現在の過熱感)」の2つだけチェックしてみることから始めてみてはいかがでしょうか?
少しずつ慣れていけば、自分だけの「勝ちパターン」が見つかるはずですよ。