最近、イム様の正体について「マリー・アントワネット」がモデルだっていう説が話題だよね。どうしてそんな風に言われているの?
それは、作中に散りばめられた「16」という数字や、フランス革命の歴史的背景が驚くほど一致しているからなんだ。今回はドロピザ氏の考察を元に、その深い繋がりを紐解いていくよ。
ワンピースの最終章において、世界の王として君臨するイム様。その正体については多くの議論がなされていますが、歴史的な視点から見ると、フランス王妃「マリー・アントワネット」との共通点が数多く浮かび上がってきます。この記事では、以下の3つのポイントを中心に解説します。
- 天竜人とフランス王室を繋ぐ「16」という数字の謎
- イム様のビジュアルと私生活に隠された「プチ・トリアノン」の影
- 「D」の名が意味するフランス貴族の称号と革命の系譜
数字「16」に隠された天竜人とフランス王室の不気味な共通点

物語の中で、天竜人や世界の支配に直結する場面で頻繁に登場するのが「16」という数字です。例えば、元天竜人ドフラミンゴが放つ「16発の聖なる凶弾」や、イム様がルルシア王国を攻撃した際の描写などが挙げられます。
この「16」は、マリー・アントワネットの人生において非常に重要な意味を持ちます。彼女はオーストリア・ハプスブルク家の16人兄弟として生まれ、のちにフランス王ルイ16世の妃となりました。支配階級の象徴としてこの数字が使われている点は、単なる偶然とは思えないほどの一致を見せています。
イム様のビジュアルと「花の間」が示す孤独な王妃の面影

イム様の最大の特徴である、あの縦に長い独特なシルエット。これは当時のパリでアントワネットが流行させた、高さ50センチメートル以上にもなる巨大な髪型がモデルになっている可能性があります。
また、パンゲア城の奥深くにある「花の間」で蝶と戯れるイム様の生活スタイルは、アントワネットがベルサイユ宮殿の敷地内に作った私的な空間「プチ・トリアノン」での暮らしと酷似しています。厳しい宮廷の儀礼を嫌い、自分だけの閉ざされた庭園で過ごすことを好んだ王妃の孤独な性質が、イム様というキャラクターに反映されているのかもしれません。
「Dの一族」の正体は貴族の称号?フランス革命から導き出される結末

動画で最も核心に迫っているのが、「D」の意味についての考察です。フランス語圏では、貴族の姓の前に「de(ド)」という粒子をつける習慣があります [17:48]。もし「D」がこの「de」を指しているならば、Dの一族とは「真の貴族」であり、現在の支配者である天竜人にその地位を追われた革命の血筋であると解釈できます。
さらに、魚人島にある「ギョンコルド広場」は、アントワネットが処刑された「コンコルド広場」のオマージュであると考えられます。処刑の間際に衛兵に謝罪したというアントワネットのエピソードは、ジョイボーイが残した「謝罪文」とも精神的に共鳴しており、物語の結末が「旧体制(天竜人)の打倒と民衆の解放」というフランス革命のような展開になることを示唆しています。
まとめ

イム様の正体がマリー・アントワネットをモデルにしているという説は、単なる外見の一致に留まらず、歴史的な背景や物語のテーマ性にまで深く根ざしています。
「16」という数字の呪縛、孤独な「プチ・トリアノン(花の間)」、そして「コンコルド広場(ギョンコルド広場)」での処刑。これらのキーワードを繋ぎ合わせると、尾田栄一郎先生が描こうとしている「世界がひっくり返る」瞬間の輪郭が見えてくるのではないでしょうか。今後の連載で、フランス革命を彷彿とさせる熱い展開が待っていることに期待しましょう。