ゴッドバレー事件の真相って、まだ謎が多いよね...
実は、ドラゴンが革命家になった決定的なきっかけで、シャンクスとも深く関わっているって考察があるんだ!
今回の記事の内容
- ゴッドバレー事件がモンキー・D・ドラゴンの革命の出発点となった理由
 - シャンクスを宝箱に隠し海賊に託したのは若き日のドラゴンだったという考察
 - 作品の根幹である「正義と悪の逆転」テーマとモンキー家の関係
 
この記事を読めば、壮大な運命の巡り合わせと、今後の物語の核心に迫ることができます。
ゴッドバレー事件はモンキー・D・ドラゴン「革命の出発点」だった
38年前に起こったゴッドバレー事件は、物語の主要人物が漏れなく集結していた「激ヤバ事件」であり、特にモンキー・D・ドラゴンにとっての人生の転機となったと考察されています。当時17歳の若き海兵だったドラゴンは、この事件で「運悪く正義を見い出せなかった」ために海軍を辞め、世界政府を敵に回すことを決意しました。
この事件で、革命軍の幹部であるイワンコフ、ジニー、くまが奴隷として囚われていたとされています。ドラゴンは、世界政府(天竜人)が行う非道な行いを目の当たりにし、海兵としての正義と現実のギャップに苦しみ、革命家への道を歩み始めたのです。ゴッドバレーが地図から消されたのは、世界政府にとって都合の悪い事実を隠蔽するための行為であり、ドラゴンの革命の動機を決定づけるほどの惨劇であったことが推測されます。
【考察】シャンクスを宝箱に隠し海賊に託したのは若き日のドラゴン
赤髪のシャンクスの出生についても、ゴッドバレー事件が深く関わっているという衝撃的な考察があります。シャンクスの母親は、天竜人であるガーリング聖に双子を連れ去られそうになり、若き海兵だったドラゴンに助けを求めたというものです。
ドラゴンは、赤ん坊のシャンクスを「宝箱」に隠し、ロジャー海賊団に託しました。これは、「天竜人よりも海賊の方がマシ」という、当時の海兵としての苦渋の判断であり、この出来事がドラゴンが海軍を辞める決定的なきっかけになったと考えられています。
さらに、「運命の島」編でコラソンがローを宝箱に隠し、海賊(ロー)に託した行動は、ゴッドバレー事件における「海兵が子供を海賊に任せた」ドラゴンとシャンクスの関係と完全に一致しています。作者は意図的にこの構図を重ねており、この壮大な運命の巡り合わせが、ドラゴンが後に革命軍を結成し、その息子であるルフィがシャンクスに憧れて海賊になるという、物語の根幹を動かしたと指摘されています。
作品の根幹「正義と悪の逆転」テーマとモンキー家の立ち位置
『ONE PIECE』という作品の根底には、「世間の評判や見え方と、善悪は一致しない」という「正義と悪の逆転」のテーマがあります。世間では「海軍=正義」「海賊=悪」とされていますが、物語の中では天竜人の支配する世界政府(海軍)こそが悪として描かれる場面が多くあります。
モンキー家は、もともと海軍の正当な血筋でありながら、世界政府の悪なる実態を知ってしまった一族です。
- 祖父ガープは天竜人のために動くのが嫌で「大将」にならなかった。
 - 父ドラゴンはゴッドバレー事件をきっかけに海兵を辞め革命軍を立ち上げた。
 - 息子ルフィは自由と平和を求める「海賊王」を志す。
 
モンキー家が「海賊王」を志すルフィの血筋であることは、この「正義と悪の逆転」というテーマにおいて完璧な構図であると考察されています。彼らは、自由のその先にある「平穏・平和」を望んでおり、ガープと海軍が広島(ガープ→広島カープ、マリンフォード→広島城)と関連付けられていることからも、物語には世界平和への強い願いが込められていることがうかがえます。
まとめ
この記事では、モンキー・D・ドラゴンが革命家になった背景にあるゴッドバレー事件の真相と、赤髪のシャンクスの出生に関する衝撃の考察、そして作品の根幹をなす「正義と悪の逆転」のテーマについて深掘りしました。
ゴッドバレー事件は、ドラゴン、シャンクス、そしてルフィの人生を繋ぐ、壮大な運命の分岐点であり、今後の物語の展開を読み解く上で非常に重要なカギとなりそうです。