『ONE PIECE（ワンピース）』の物語において、ゴール・D・ロジャー以前の時代に君臨し、その存在すら世界政府に徹底的に隠蔽されてきた伝説の海賊「ロックス・D・ジーベック」。

彼は「最強の悪の集合体」と呼ばれたロックス海賊団を率い、若き日の四皇たちをも従えていました。これほどの強大な存在であったロックスは、一体どのような悪魔の実の能力を持っていたのでしょうか？

この記事では、ロックス・D・ジーベックの悪魔の実の能力について、現在の公式情報と、読者の間で有力視されている考察を詳しく解説していきます。

ロックス・D・ジーベックの悪魔の実は「不明」が公式情報

結論から言うと、**現在のところ、ロックス・D・ジーベックが悪魔の実の能力者であったかどうか、そしてどのような能力を持っていたかについては、漫画本編や関連の公式情報では一切明かされていません。**

彼の名前が初めて登場した漫画108巻収録の第957話「Ultimate」でも、その強さや危険性、野望については語られましたが、具体的な能力には触れられていません。

世界政府が彼の存在そのものを隠蔽しているため、能力のような詳細な情報も闇に葬られている可能性が高いです。

ロックスの悪魔の実に関する有力な考察と能力予測

公式情報がない中で、ロックスの圧倒的な強さや、後のキャラクターとの繋がりから、読者の間ではいくつかの悪魔の実の能力が有力な候補として挙げられています。

考察1：黒ひげと同じ「ヤミヤミの実」の能力者だった？

最も有力視されているのが、四皇“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチが持つ**「ヤミヤミの実」**の能力者だったという説です。

• 黒ひげとの共通点： ロックスと黒ひげは、「D」の意志を持つこと、規格外の体格や異形の容姿、そして「世界の王」を目指すような底知れない野心など、多くの共通点が指摘されています。
• 船名の由来： 黒ひげの海賊船の名前が「サーベル・オブ・ジーベック号」と、ロックスの名前の一部を冠していることも、両者の深いつながりを示唆しています。
• 能力の異質性： 「ヤミヤミの実」は、能力者の能力を無効化し、あらゆるものを引き込むことができる、非常に異質で強力な悪魔の実です。しかし、能力者自身が受けるダメージも2倍になるというデメリットも持ちます。ロックスがこの能力を使いこなしていたとすれば、その強さは計り知れません。
• 能力の継承： 黒ひげが「ヤミヤミの実」を手に入れた経緯や、悪魔の実を2つも宿せるという謎の体質が、ロックスから何らかの形で能力が受け継がれた、あるいはロックスの体質が関係しているのではないかという考察に繋がっています。

考察2：複数の悪魔の実を操る能力者だった？

黒ひげが2つの悪魔の実の能力を持つ唯一の存在ですが、ロックスが「最強の悪の集合体」を率いていたことから、彼もまた常識を超えた能力者だった可能性が考えられます。

• 悪魔の実の能力は基本的に一人一つとされていますが、ロックスのような「世界の常識を覆す」存在であれば、複数の能力を操る異質な体質を持っていた可能性もゼロではありません。
• これは、黒ひげの「異形の体」の秘密とも関連するかもしれません。

考察3：特定の「最強系」能力者だった？

もしヤミヤミの実でなかったとしても、ロックスが海軍の英雄ガープと海賊王ゴール・D・ロジャーが共闘しなければ倒せなかったほどの存在である以上、非常に強力な悪魔の実の能力を持っていたことは想像に難くありません。

• 例えば、天候を操るような自然系の能力、絶大な破壊力を持つ超人系の能力、あるいは特定の神話モデルの動物系幻獣種など、世界のバランスを崩すほどの強力な能力を所有していた可能性も考えられます。

ロックスの能力が明かされる時はいつ？

ロックス・D・ジーベックは、『ONE PIECE』の最終章において、世界政府の闇、「空白の100年」、そしてDの一族の秘密を解き明かす重要な鍵を握るキャラクターです。

彼の能力が明かされるのは、物語の核心に迫るクライマックスの可能性が高いでしょう。特に、黒ひげの秘密が明らかになる時、ロックスの能力やその全貌が判明するかもしれません。

まとめ

伝説の大海賊ロックス・D・ジーベックの悪魔の実の能力は、現在のところ公式には明かされていません。

しかし、黒ひげとの共通点や、彼の海賊団の規模、そしてロジャーとガープが共闘してようやく倒せたという事実から、**黒ひげと同じ「ヤミヤミの実」の能力者であったという説が最も有力視されています。**

ロックスの能力が明らかになることは、ONE PIECEの世界の真実が紐解かれる瞬間でもあります。今後の物語の進展に、ますます期待が高まりますね！